ブロニカ S2、EC 他|多くの店舗ではかなり安めな買取価格
コアなファンを掴むも一般的には非常に安い買取価格
当ブログでも常連の中判カメラ達ですが、その多くは近年買取価格がかなり上昇してきていることは触れてきましたが、このブロニカ S2・ECシリーズはその中では例外的に、以前から安めの買取価格となっています。
しかし、それほど不人気かというと、そうでもありません。決して高い相場とは言えませんが、今でもブロニカファンの方は多く存在しますし、価格的にも過度に下落している訳でもありません。
大手店や他の多くのカメラ店などでも、かなり安い買取価格を設定しているようです。ご売却をお考えの方は、ぜひ当店の買取価格と比較してみてください。
ブロニカの代名詞「S2」、電子シャッターの「EC」
S2
ブロニカと言えば「S2」。代表機種でロングセラーモデルです。完成度が高く、またそのハッセルブラッドによく似た外観で「和製ハッセル」とも呼ばれることもあります。
ECシリーズ
S2を進化させたモデル。外観はS2とかなり似ていますが、電子シャッターの採用などの改良が施されています。のちにTTL測光を可能になった「EC-TL」「EC-TL II」と後継機種も発売されました。
Cシリーズ
フィルムマガジンが固定式になった普及版。出回っている数も少なく、またあまり人気のあるモデルではないので買取価格は安めになっています。220フィルムに対応した「C2」も存在します。
これで買取査定額アップ!!ブロニカ S2、ECを高く売るコツとは?
不具合発生率が高いのがネック
生産開始されてからかなりの年月が経過しているためもあり、中判カメラの中でも不具合発生率は高い機種です。シャッター不具合や、レンズもカビやクモリなどが発生してしまっているケースも良くあります。防湿ボックスに保管する、使用しない時でも定期的にシャッターを動かすなどして普段からケアを怠らないよいうにしましょう。
色の違いによる価格差はなし
S2もECシリーズもブラックとシルバー(クローム)のボディカラーがありますが、どちらの色でも買取価格の差はありません。
初代モデル「ゼンザブロニカ D」はプレミア価格
見かけることは非常に稀ですが、ブロニカとしての最初のモデルである「ゼンザブロニカ D」はプレミア価格となっています。すでに故障してしまっている個体も多いですが、逆に完動品は高額買取になります。
※上記チェックポイントはあくまでも当店の基準となります。
くらべて分かる!イシイカメラのブロニカ S2、ECの高額買取価格!
もちろんブロニカ S2、ECも高額買取いたします!ボディだけでも高額買取!他店参考価格と比べてみてください!
S ボディ + 75mm レンズ
【イシイカメラ最高買取価格】20,000円
大手カメラ店参考買取価格 約4,000円~15,000円
S2 ボディ
【イシイカメラ最高買取価格】20,000円
大手カメラ店参考買取価格 約12,000円
S2 ボディ + 75mm レンズ
【イシイカメラ最高買取価格】30,000円
大手カメラ店参考買取価格 約8,000円~18,000円
C ボディ + 75mm レンズ
【イシイカメラ最高買取価格】15,000円
大手カメラ店参考買取価格 約4,000円~7,000円
C2 ボディ + 75mm レンズ
【イシイカメラ最高買取価格】20,000円
大手カメラ店参考買取価格 約4,000円~7,000円
EC ボディ
【イシイカメラ最高買取価格】20,000円
大手カメラ店参考買取価格 約5,000円~7,000円
EC ボディ + 75mm レンズ
【イシイカメラ最高買取価格】25,000円
大手カメラ店参考買取価格 約9,000円
EC-TL ボディ
【イシイカメラ最高買取価格】30,000円
大手カメラ店参考買取価格 約7,000円~8,000円
EC-TL ボディ + 75mm レンズ
【イシイカメラ最高買取価格】35,000円
大手カメラ店参考買取価格 約9,000円
EC-TL II ボディ
【イシイカメラ最高買取価格】40,000円
大手カメラ店参考買取価格 約9,000円
EC-TL II ボディ + 75mm レンズ
【イシイカメラ最高買取価格】45,000円
大手カメラ店参考買取価格 約10,000円~11,000円
ゼンザブロニカ D
【イシイカメラ最高買取価格】80,000円
大手カメラ店参考買取価格 約70,000円
新品同様品などであれば、さらに高値が付く場合もあります!お気軽にお電話でのお問合せ、買取査定お申込みください!
【機種紹介】ブロニカ S2・EC とは?
「ドリームカメラ」とも呼ばれた国産初の高級6X6中判一眼レフ
S2やECなどの源流となったのは、現在では「ブロニカ D」(デラックスの略、もしくは”DX”)と呼ばれる初代「ゼンザブロニカ」。先行していたハッセルブラッドと外観が非常に似ていたため、ハッセルサイドからのクレームを受けて早期に製造中止となったという逸話があります。
しかし、その後に改良モデルの「S」を経て、ブロニカの代表機種である「S2」が誕生し、その完成度の高さからロングセラー機種となりました。そして電子シャッターを採用したECシリーズへと発展して行きます。
故障の多さから「ボロニカ」などと揶揄される場合もありますが、人によってはハッセルよりも操作しやすく完成度が高いとの評価もあり、今でもコアなファンの心を掴んで離さない国産中判カメラの名機の一つです。