生産台数が少なく一時はプレミア価格もついたレアモデル

オリンパスのOM一桁シリーズは大きく分けて4世代続きましたが、その中でも現在一番高値で取引されている機種が、このOLYMPUS OM-3 / OM-3 Ti です。

名前こそ”3”ですが、OM-4より発売は約一年遅く、実はOM一桁シリーズの中では一番最後に発売された世代でもあります。OM-3の発売から約10年後にチタン外装モデルのOM-3 Tiが発売となりますが、OM-3は生産台数も少なく、販売終了からOM-3 Tiの登場まではプレミア価格で取引されていたという逸話があります。

現在も、OM-3もOM-3 Tiも市場に出回っている数は非常に少なく、その希少性からOM-4の2～3倍程度の価格で取引されていて、レアもの、コレクターアイテムといった側面も持ち合わせています。

通常モデルとチタンモデル

OM-3

1984年発売。シンプルな機械式シャッターに8点マルチスポット測光を搭載。最高速1/2000秒のシャッターを装備。

OM-3 Ti

1994年発売。OM-3をチタン外装化し、TTLダイレクト調光追加やストロボ機能の向上など改良が施された。

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故障などは基本的に少ない

機械式シャッターということもあり、フィルムカメラとしては基本的には不具合や故障などの発生は少ない機種となります。

状態が良く元箱などが付属しているものは大幅査定アップ

使用感がほとんど見られない、状態が非常に良く当時の元箱や冊子などがまだ残っているものは、中古市場でもコレクターアイテムとして人気が高く、査定も通常の中古の状態の個体よりも大幅に査定アップとなります。

※上記チェックポイントはあくまでも当店の基準となります。

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オリンパス OM-3

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【機種紹介】オリンパス OM-3 とは？

メカと電子の融合。高度な測光機能を備えた機械式一眼レフ

OM一桁シリーズの4世代は、奇数機種は機械式、偶数機種は電子式シャッターというようになっていて、OM-3とOM-4はどちらもほぼ同時期に発売されています。発売当時は電子式シャッターのOM-4の方が好まれ、このOM-3の販売はなかなか振るわず、短期間で生産終了となってしまいました。

しかし、生産終了後に人気が高まり、復活して欲しいという声を受けて、OM-3での不評だった点などを改良し、チタン外装化したOM-3 Tiとして復活することになりました。OM-3 Tiの開発にあたっては、オリンパス自身が中古市場でOM-3を購入して検証したという逸話も残っています。

電子式シャッターのOM-4と比べ、同じく高度な電子化された測光機能を持ちながら、どの様な条件の下でも正確な動作を約束する信頼性の高いメカニカルシャッターを搭載している点が、OM-3の魅力と言えるでしょう。