フィルムカメラ買取額アップ術ブログ

ペンタックス LX|ライバル機種と比べると安定した買取価格

ライバル機のニコン F3、キャノン New F-1と比較すると価格は安定

このLXのライバル機であったニコン F3やキャノン New F-1は一時期は中古相場がかなり低くなっていましたが、両機種ともここ数年はやや盛り返して来ています。それに比べるとLXは一貫してF3やNew F-1より高めの相場を保っていました。

LXが現役だった頃はニコンやキャノンが圧倒的な支持を受けていたので、そもそもLXは台数で言うと出回っている数が少ないとうこともあるでしょう。

当時はF3やNew F-1と比べるとアウトサイダー的存在でしたが、非常に完成されたカメラで性能的にも両巨頭に全く引けを取らない名機として評価も見直され、現在でも人気の高いマニュアルフォーカスカメラです。


ゴールドを筆頭とした豪華な限定モデル

LX ゴールド

LX発売の一年後に発売された純金(24K)で仕上げられたゴールドバージョン。革張りは今では入手不可能なワニ革を使用し、セットで発売された SMC 50mm F1.2 レンズも同様の仕様。カーフを特殊加工した専用ケース、桐の箱も付属し、レンズとセットで85万円で販売された超豪華モデル。

LX チタン

創立75周年を記念して1000台限定にて受注生産されたチタン外装モデル。チタンファインダー(FA-1Wチタン)、75周年記念ロゴ入り本革ストラップも付属し、販売価格は28万円でした。

LX リミテッド

LX発売から15周年を記念したブラックチタンの限定モデル。300台限定とかなり希少。チタン外装に牛本革の革張り。ファインダーはLXチタン同様にFA-1W。ボディ右肩前面に「TITANIUM」の刻印も追加されました。

LX 2000

2000年6月にミレニアムを記念して販売された限定モデル。ボディ同様にシルバーに仕上げられたファインダーFA-1W2000、SMC A 50mm F1.2 とセットで販売されました。レンズには特製フードと金属キャップも付属し、販売価格は33万でした。


これで買取査定額アップ!!ペンタックスLXを高く売るコツとは?

前期型と後期型

LXには前期型(初期型含む)と後期型が存在します。シャッターボタンの周囲にガードがある(後期型)かどうかなどの判別方法がありますが、このパーツは後でも変更可能なので、一番信頼のおける判別方法としては、シャッター幕のドットパターン(ミラーアップしてシャッターチャージして確認します)でしょう。後期型は前期型よりも、各ドットが小さく、また上下各1か所にドットが抜けているところがあります。

LXは約20年間と長い間生産されていましたので、後期型の方が人気が高く買取価格も前期型よりもだいぶ上がることが多いです。

ファインダーの種類

LXはプロ機らしくファインダーの種類も多彩です。標準はFA-1(もしくはFA-1W)ですが、三角頭のFA-2も人気が高いです。その他、ウエストレベルファインダーなどもありますが、FA-1(FA-1W)かFA-2以外のファインダーだと少し買取価格が下がります。

ワインダーやグリップも一緒に

代表的なアクセサリーであるワインダー、モータードライブとグリップも需要が高いです。一緒に出せば査定アップとなりますので、お持ちの方はぜひ一緒にお申し込みください。


※上記チェックポイントはあくまでも当店の基準となります。


くらべて分かる!イシイカメラのペンタックスLXの高額買取価格!

もちろんペンタックスLXも高額買取いたします!限定モデルはさらに高額!他店参考価格と比べてみてください!

ペンタックス LX

【イシイカメラ最高買取価格】35,000円

大手カメラ店参考買取価格 約20,000円

ペンタックス LX ゴールド 50mm F1.2 レンズ セット

【イシイカメラ最高買取価格】200,000円

大手カメラ店参考買取価格 約65,000円~110,000円

ペンタックス LX チタン

【イシイカメラ最高買取価格】150,000円

大手カメラ店参考買取価格 約80,000円~85,000円

ペンタックス LX リミテッド

【イシイカメラ最高買取価格】150,000円

大手カメラ店参考買取価格 約120,000円~130,000円

ペンタックス LX 2000 A 50mm F1.2 レンズ セット

【イシイカメラ最高買取価格】200,000円

大手カメラ店参考買取価格 約75,000円~110,000円


新品同様品などであれば、さらに高値が付く場合もあります!お気軽にお電話でのお問合せ、買取査定お申込みください!

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【機種紹介】ペンタックス LX とは?

21年にわたって作り続けられたペンタックス唯一のフラッグシップ

1980年、旭光学の創立60周年を記念してLXは開発されました。LXというネーミングも60周年に合わせ、ローマ数字のLX=60に由来しています。それから2001年の販売終了まで21年間にわたるロングセラーモデルでした。

同世代には、同じくロングセラーとなったニコンF3もいました。まさしくF3こそこのLXの最大のライバルでした。LXの発売もF3の3か月後、そして販売終了もF3と同じ2001年でした。

それまでのペンタックスは、どちらかと言えばアマチュア向けのカメラを販売していましたが、中判カメラにおけるペンタックス6X7のような、プロ用の最高峰の35mmカメラを作るという理念でこのLXが開発されました。

LXの大きな特徴の一つとして、ボディ全体に施された防塵防滴仕上げが挙げられます。当時のカタログにも「世界初の密封構造を持つ小型・軽量ボディ」と謳われており、LXはまさに防塵防滴カメラの先駆者でした。



著者:Akihiko Suda

著者:Akihiko Suda

イシイカメラ 主任、鑑定士。「僕が知らないカメラやレンズはこの世には存在しません」と豪語する、フィルムカメラをこよなく愛する30代オッサン予備軍。レアでマニアックなフィルムカメラやオールドレンズを見ると極度に興奮してしまう生粋のマニア体質。大好物の超レアな機種の査定のお申し込みがあった際に、うっかりかなり高く査定を付けてしまうときがあることがたまにキズ(笑)

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