キャノン EOS 1V (HS)｜今後買取価格はさらに上昇か？ついに販売終了
キャノン最後のフィルムフラッグシップ。惜しまれつつ現役引退
一時は中古相場が3万円くらいと非常に安価になった時期もありましたが、ここ数年はだいぶ価格も上がってきています。そして追い打ちをかけるように、2018年5月についに販売終了のアナウンス。もっとも、生産自体はすでに終了していて、あとは在庫のみとなっていたようです。
ニコン最後のフィルムフラッグシップ機であるF6が一貫して高めの中古相場を維持していた半面、このEOS 1Vは、新品販売時の価格と比較すると、数年前まではかなり安い相場だったと言えるでしょう。
しかし前述のように、販売終了となり当然ながら中古市場からも数が少なくなってくることが予想されます。現在のデジタルカメラにも劣らない高性能なフィルムカメラとして今後も重宝されることは間違いないでしょう。
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EOSシリーズ特有の「シャッター不良」は心配なし
このEOS 1V以前のEOSシリーズには、シャッターのダンパーが溶けて付着してしまう不具合が発生してしまう個体が散見されました。しかし、この1Vではその問題は解消。基本的にシャッターに不具合があるものは至極稀でしょう。
中には酷使された個体も
プロ向けとして開発されたカメラですので、業務で酷使され相当使い込まれた個体もあるでしょう。機能的な不具合がなくとも、外装がボロボロになってしまっていると、やはり買取価格は下がってしまいます。
「1V」と「1V HS」
「パワードライブブースターPB-E2」を装着したモデルをEOS 1V HSと呼びます。「1V」と「1V HS」の違いはこのPB-E2を装着しているか否かのみです。さらに「ニッケル水素電池パックNP-E2」を使用すると最高速度が毎秒10コマという超高速連写が可能でした。
※上記チェックポイントはあくまでも当店の基準となります。
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【機種紹介】キャノン EOS 1V とは？
現在のデジタル一眼レフの礎となったキャノン最後のフィルムフラッグシップ
発売当時の価格は27万円。かつてはプロカメラマン御用達として一時代を築いたEOS 1V。外装はマグネシウム製ボディで、各部にシーリングが施された防塵防滴設計。シャッター機構の耐久性は15万回と、過酷な使用に耐える、まさにプロ用カメラでした。
当時の製品ラインナップの頂点に君臨し、もうこれ以上はないカメラとしてキャノンが威信をかけて開発した最高のフィルムカメラ。露出やAFなどの機能は、今でもなお、現在の高級デジタル一眼レフと比べても遜色ありません。
1Vの「V」は「Vision（ビジョン）」のVであり、またキヤノン F-1 から数えて5代目（「V」はローマ数字で「5」）のフラッグシップという意味もありこの名前が付けられています。
このEOS 1vが発売された2000年はシドニーオリンピックの年でした。当時のスポーツカメラマン達がこぞって使ったプロフェッショナルカメラでした。
