ライカ M4(M4-2、M4-P)|色により大きく変わる買取価格
後継機より初代モデルの方が高い買取価格。初代ブラックカラーは希少高価
ライカM4には色がシルバー(クローム)とブラックがありますが、その約80%がシルバーでした。ブラックは2つのバリエーションがあり、どちらも生産台数が少なく希少なため、シルバーと比べると倍以上の買取価格となっています。特にブラックペイントは非常に高価となっています。
しかし後継モデルであるM4-2、M4-Pは逆にシルバーの方が少なめです。また総じて後継機であるM4-2、M4-Pより初代M4の方が買取価格は高くなっています。
改良後継機の M4-2、M4-P。かなり希少な限定モデルも
下記にご紹介するモデルは比較的知られているモデルですが、他にもかなり希少な限定機種として、M4-M(M4-MOT)、M4オリーブなども存在します。
M4 ブラックペイント
初期に発売されたブラックカラーのM4。約5000台が製造された。
M4 ブラッククローム
1974年からライツカナダ工場で再生産された艶消しブラックのM4。約6000台が製造された。
M4-2
M4が生産終了となった後に発売されたマイナーチェンジ版。M4にはなかったホットシューを装備。
M4-P
M4-2を改良してプロ向けとして登場。ファインダー枠に28mmと75mmを増設。
M4 50周年記念モデル
1750台限定で販売された記念モデル。ボディ前面上部の「LEICA」のロゴの横に「50 JAHRE」(ドイツ語で50周年の意味)のエンブレムが施されています。
M4 KE-7A
M4ブラッククロームをベースに耐寒性、耐塵性を強化したモデル。約500台生産され、半数は軍用、半数は市販品として作られました。このKE-7Aのために、エルカン 50mm F2 レンズも同時に作られました。
これで買取査定額アップ!!ライカM4を高く売るコツとは?
後継機種より高い初代
前出のように、M4の後継機としてM4-2、M4-Pがあります。多くのモデルは後継機種の方が買取価格が高くなりますが、このM4は初代M4のほうが買取価格は高くなっています。
色の違いで買取価格が変わる機種
ほとんどのM型ライカは色の違いで買取価格が変わることはほとんどないですが、M4(M4-2、M4-Pを含む)は色の違いによって買取価格に差が出る機種となっています。
元箱や説明書などの付属品は揃っているか?
いわゆるクラシックカメラは古いカメラですので、元箱などが今でも揃っているケースは少ないですが、限定モデルなどはコレクションとして保管していた方も多いので今でも付属品も残っているケースもあります。その際は買取価格はかなり上乗せになります。
ブラックペイント(ブラッククローム)は高価買取!
初代(M4-2、M4-Pではないただの「M4」)ブラックカラーは希少かつ人気が高く、シルバーとは全く別の価格が付きます。特にブラックペイントは異次元の買取価格になります。
※上記チェックポイントはあくまでも当店の基準となります。
くらべて分かる!イシイカメラのライカM4の高額買取価格!
もちろんライカM4も高額買取いたします!M4も他のM型ライカ同様に支持は根強いです。他店参考価格と比べてみてください!
ライカ M4 シルバー(クローム)
【イシイカメラ最高買取価格】150,000円
大手カメラ店参考買取価格 約65,000円~120,000円
ライカ M4 ブラックペイント
【イシイカメラ最高買取価格】1100,000円
大手カメラ店参考買取価格 約700,000円
ライカ M4 ブラッククローム
【イシイカメラ最高買取価格】300,000円
大手カメラ店参考買取価格 約120,000円~250,000円
ライカ M4-2 シルバー(クローム)
【イシイカメラ最高買取価格】130,000円
大手カメラ店参考買取価格 約60,000円
ライカ M4-2 ブラック
【イシイカメラ最高買取価格】120,000円
大手カメラ店参考買取価格 約50,000円
ライカ M4-P シルバー(クローム)
【イシイカメラ最高買取価格】150,000円
大手カメラ店参考買取価格 約60,000円~100,000円
ライカ M4-P ブラック
【イシイカメラ最高買取価格】140,000円
大手カメラ店参考買取価格 約50,000円~100,000円
ライカ M4 50周年記念モデル
【イシイカメラ最高買取価格】280,000円
大手カメラ店参考買取価格 約250,000円
ライカ M4 KE-7A
【イシイカメラ最高買取価格】350,000円
大手カメラ店参考買取価格 約300,000円
新品同様品などであれば、さらに高値が付く場合もあります!お気軽にお電話でのお問合せ、買取査定お申込みください!
【機種紹介】ライカ M4 とは?
M6のベースとなったM型ライカの完成形。飛躍的に向上した操作性
1967年、ライカ全盛期の最後の頃に発売されたライカM4。その後70年代に入ると日本メーカーがどんどんと追い上げてきてライカは苦境に陥ります。その余波もあってか、次のナンバリングモデルであるM5は今までのM型ライカらしからぬチャレンジングな機種でした。
M5の不評もあって、M5発売後にこのM4の改良版としてM4-2、そしてM4-Pが発売されました。そしてこの時期にエルンスト・ライツ社は本格的に経営不振に陥り他社の傘下に入ることとなります。
しかしM4はM型ライカの完成形と言われるほど、往年のライツモデル特有の質感、高級感をまといながら、これまでの操作系を飛躍的に向上したカメラでした。そして、M4-Pをベースに超ロングセラーであるM6が開発されて行きました。