中判カメラとしては希少な、つい先日まで現行だった機種

今現在でもなお、生産が続けられているフィルムカメラはかなり限られていますが、今回のフジ GF670/GF670W（Fujifilm GF670/GF670W Professional）は、つい最近（2019年現在）まで現行機種だった希少なフィルムカメラの一つです。

もちろん、生産がとっくの昔に終わった古いフィルムカメラやオールドレンズで高い中古相場を維持している機種も沢山ありますが、このGF670/GF670Wは市場に出回っている数も少なく、現在では中古相場がほぼ新品価格と変わらない価格となっています。

通常モデルはシルバーとブラック、広角モデルはシルバーのみ

GF670 Professional

ブラックは2009年、シルバーは2010年発売。シルバーは後に「GF670 Professional SILVER EX N」と、少し名称を変更。レンズは80mm。

GF670W Professional

2011年発売。GF670の広角レンズ搭載モデル。GF670W用に新設計した55mmEBCフジノンレンズ（35ミリフィルム換算で約27mm相当）を搭載。

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不具合や故障などは少ない

発売も2009年から2011年と、フィルムカメラとしてはかなり新しい機種なので、基本的には故障などの発生しているケースは少ないです。その点では売りやすいカメラと言って良いでしょう。

状態を良く保つために防湿庫などに保管

新しい機種と言っても、やはりレンズなどの光学関係はカビやクモリの発生がつきものですから、使用していない時は防湿庫などに保管することをおすすめします。

レンズ部分の出し入れは丁寧に

蛇腹カメラである以上、蛇腹部分にピンホールができてしまったり、破れが生じたりすることもありますので、レンズを繰り出す際や収納する際は、乱雑に扱わず丁寧に扱いましょう。

※上記チェックポイントはあくまでも当店の基準となります。

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フジフィルム GF670（ブラック or シルバー）

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フジフィルム GF670W

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【機種紹介】フジフィルム GF670 とは？

現代の技術で生まれたコンパクトな6X7/6X6兼用フォールディングフィルムカメラ

6X7中判カメラと言えば、ペンタックス67やマミヤRZ67などに代表されるように、大きくて重い機種が多いですが、このGF670は、ボディはアルミダイカスト製で外観部分にはマグネシウム合金も採用し、金属製ながら約1000gと6X7中判カメラとしてはかなり軽量です。

同じ6X7判のマミヤ7やプラウベルマキナなどがライバル機種になるかと思いますが、新しい機種ゆえに、やはりスペック的にはGF670が一枚上手です。

かつてフジフィルムが販売していたGA645シリーズやGS645シリーズは、その軽快さと6X4.5判という大きなフィルムサイズで山岳写真家に愛用されていましたが、GF670はそれらを6X7判（6X6判）に更にパワーアップしたような機種なので、同じく山岳写真家に重宝されています。